長崎のお墓の話 [旅行_長崎]
長崎とお墓の関係。
○東京の墓地
○長崎の墓地
今年もお盆が過ぎ、少しは暑さが和らぎ、海にはクラゲが大量発生です。
今年のお盆は、長崎ではなく東京のお墓に行ってきました。
さすがにお盆なので、墓地にはたくさんの人がいて、みんな静かにお墓を洗ったり、お花を生けたり。。。
そんな中、うちの家族は結構大騒ぎしていました。
お墓でおにぎり食べたり、お茶を飲んだり(笑)
いや、確かに不謹慎な!と言われてもしょうがないかもしれません。
自分も、周りを見渡し、帰りがけに気が付きました。
「あ~、お墓で飲み食いはあんまりよろしくないんだなぁ」と(笑)
でも、しょうがないんです。
小さい時から長崎のお盆で育ってきたので。。。
長崎の人はお墓や墓地を怖がりません。
墓地が通学路だったり、家の隣がお墓だったりが当たり前。
毎日の景色の中にお墓が含まれているので、怖がっていると外を歩けません(笑)
■夜は墓場で大宴会♪
お墓で運動会をするのは妖怪。
お墓で宴会をするのは長崎人。
まずはお盆の準備からです。
夕方前にお墓にやってきた親戚一同はみんなで協力して、お盆にお墓の前にやぐらを組み、そこに提灯をぶら下げます。
そして、軽くお参り。
お花を生けて、線香をあげてとここまでは普通です。
一休みした後、迎え火を行うのですが、中国文化の影響をモロに受けているので、藁とかアシなど、ただただ燃えるものには火をつけません。
そうです、迎え火といったら花火!主に爆竹!
その他、ロケット花火(長崎では「やびや」と言われます)・煙玉・ドラゴン。。。
たちこめる煙と、火薬のにおいで一杯の墓地。
街のあちこちから、すさまじい破裂音とロケット花火が飛んできます(笑)
花火を上げながら親戚一同は、つまみを食べながらビールを飲んで花火を盛大に燃して行きます。
昔は、爆竹を1ダースなんて当たり前で、数万円~多いご家庭では数十万円の花火をひたすら燃します。
爆竹は、ひと房ひと房そんな、まどろっこしくやったりしません。
箱ごとです。箱から導火線だけを出して点火♪
一つづつやりましょう!という注意書きがあるなんて、だいぶ大きくなるまで気が付きませんでした(笑)
この提灯&花火&宴会は、先祖の霊を派手に明るく迎えようという考えらしいです。
いや、間違いなく派手すぎです♪
■そして、精霊流しが華やかに始まるのです。
長崎市内の墓地は坂道に作られていることが多いので、急な階段の上にお墓があったり。お墓で散々飲んだ親戚のおじさんが、坂道で転ぶことも夏の風物詩の一つです。
一通り、墓前の宴会&花火が終わったら、蛍茶屋から電車にのって、大波止(おおはと)へ。
県長坂の下の方で、さだまさしさんの歌でも有名な「精霊流し」を見物。
(歌のイメージでいると、かなりショックを受けます(笑))
そして家に帰り、火傷の治療をするのが長崎のお盆の過ごし方です。
(一般的かどうかはわからないけど、自分はそうでした)
■夏から秋へ、そしておくんちへ。
長崎は「中国文化」や「キリスト教文化」、その他諸外国の影響が非常に色濃く根付いています。
その昔、鎖国そして、キリスト教の弾圧を行った際、代わりになる、日本独自の仏教や神道を広めようと幕府は考えました。
しかし、もともといろんな文化が根付いている土地に、新たな文化を上乗せしてしまったため、おかしなことに。。。(笑)
結果、、、
日本のお盆 + 中国文化 = お墓で爆竹・精霊流し
となり、
神事(お祭り) + 諸外国の文化 = 長崎くんち(日本・中国・オランダ・ベトナムなどなど)
となったんだと思います。
もう、いろいろ混ざっちゃったんで、長崎独自の文化と言ってもいいのかも知れません♪
そして、無事にお盆を終えた長崎人は、秋の大祭・長崎くんちに思いを馳せ、仕事中でも頭の中にシャギリ(お囃子)の音が響き渡り、携帯の着メロをシャギリの音にし、何となく船歌を口ずさんでしまうのです。
(自分だけかな(笑))
○東京の墓地
○長崎の墓地
今年もお盆が過ぎ、少しは暑さが和らぎ、海にはクラゲが大量発生です。
今年のお盆は、長崎ではなく東京のお墓に行ってきました。
さすがにお盆なので、墓地にはたくさんの人がいて、みんな静かにお墓を洗ったり、お花を生けたり。。。
そんな中、うちの家族は結構大騒ぎしていました。
お墓でおにぎり食べたり、お茶を飲んだり(笑)
いや、確かに不謹慎な!と言われてもしょうがないかもしれません。
自分も、周りを見渡し、帰りがけに気が付きました。
「あ~、お墓で飲み食いはあんまりよろしくないんだなぁ」と(笑)
でも、しょうがないんです。
小さい時から長崎のお盆で育ってきたので。。。
長崎の人はお墓や墓地を怖がりません。
墓地が通学路だったり、家の隣がお墓だったりが当たり前。
毎日の景色の中にお墓が含まれているので、怖がっていると外を歩けません(笑)
■夜は墓場で大宴会♪
お墓で運動会をするのは妖怪。
お墓で宴会をするのは長崎人。
まずはお盆の準備からです。
夕方前にお墓にやってきた親戚一同はみんなで協力して、お盆にお墓の前にやぐらを組み、そこに提灯をぶら下げます。
そして、軽くお参り。
お花を生けて、線香をあげてとここまでは普通です。
一休みした後、迎え火を行うのですが、中国文化の影響をモロに受けているので、藁とかアシなど、ただただ燃えるものには火をつけません。
そうです、迎え火といったら花火!主に爆竹!
その他、ロケット花火(長崎では「やびや」と言われます)・煙玉・ドラゴン。。。
たちこめる煙と、火薬のにおいで一杯の墓地。
街のあちこちから、すさまじい破裂音とロケット花火が飛んできます(笑)
花火を上げながら親戚一同は、つまみを食べながらビールを飲んで花火を盛大に燃して行きます。
昔は、爆竹を1ダースなんて当たり前で、数万円~多いご家庭では数十万円の花火をひたすら燃します。
爆竹は、ひと房ひと房そんな、まどろっこしくやったりしません。
箱ごとです。箱から導火線だけを出して点火♪
一つづつやりましょう!という注意書きがあるなんて、だいぶ大きくなるまで気が付きませんでした(笑)
この提灯&花火&宴会は、先祖の霊を派手に明るく迎えようという考えらしいです。
いや、間違いなく派手すぎです♪
■そして、精霊流しが華やかに始まるのです。
長崎市内の墓地は坂道に作られていることが多いので、急な階段の上にお墓があったり。お墓で散々飲んだ親戚のおじさんが、坂道で転ぶことも夏の風物詩の一つです。
一通り、墓前の宴会&花火が終わったら、蛍茶屋から電車にのって、大波止(おおはと)へ。
県長坂の下の方で、さだまさしさんの歌でも有名な「精霊流し」を見物。
(歌のイメージでいると、かなりショックを受けます(笑))
そして家に帰り、火傷の治療をするのが長崎のお盆の過ごし方です。
(一般的かどうかはわからないけど、自分はそうでした)
■夏から秋へ、そしておくんちへ。
長崎は「中国文化」や「キリスト教文化」、その他諸外国の影響が非常に色濃く根付いています。
その昔、鎖国そして、キリスト教の弾圧を行った際、代わりになる、日本独自の仏教や神道を広めようと幕府は考えました。
しかし、もともといろんな文化が根付いている土地に、新たな文化を上乗せしてしまったため、おかしなことに。。。(笑)
結果、、、
日本のお盆 + 中国文化 = お墓で爆竹・精霊流し
となり、
神事(お祭り) + 諸外国の文化 = 長崎くんち(日本・中国・オランダ・ベトナムなどなど)
となったんだと思います。
もう、いろいろ混ざっちゃったんで、長崎独自の文化と言ってもいいのかも知れません♪
そして、無事にお盆を終えた長崎人は、秋の大祭・長崎くんちに思いを馳せ、仕事中でも頭の中にシャギリ(お囃子)の音が響き渡り、携帯の着メロをシャギリの音にし、何となく船歌を口ずさんでしまうのです。
(自分だけかな(笑))
2009-08-24 16:24
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